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無垢な彼女
第4章 悪魔な彼女

店に着くと、夏休みのせいもあってお店の外までお客さんが並んでいた。
店のバックルームに行くと、3人ほど休憩していた。
「店長、おかえりー。本社から呼出ってなんだったんスか?」
「あぁ…えーっと新しいバイトの子を迎えにね…突然だけど、今日から入った武山君だ」
三人は俺に注目した。
男の人二人と女の人一人だ。
なんと!美男美女揃い。
圧倒されてしまう。
「あ…武山涼太です!バイトするの初めてで色々ご迷惑おかけしてしまうと思いますが、頑張りますのでよろしくお願いします!」
「よろしくー」
「なんか初々しくて可愛いー!よろしくねぇ」
「明るい爽やか系男子かー!でも、本社から?わざわざ店長が迎えに行くって俺の採用の時と全然違うな?何者?」
いきなりこんな突っ込まれると思わなかった。
「武山君は元々系列のレストランに採用されてたんだけど、家がこっちの店方が近いし、人手不足だったから急遽こっちで働いてもらう事になったんだよ」
北原さんは制服の入った箱を漁りながらそう言った。
かなり自然だ…北原さんすごい!カッコイイ!
「へー。レストランの方は知らないけど、ここの店のバイトってなかなか競争率高いんだぞ?ラッキーだな」
「そうだったんですか…」
そうか…カフェの方も結構うまくいってるんだ。

