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第1章 無垢な彼女

「淳ー？まさか淳にあんな小さい彼女出来るなんてな？」

「なぁ！やっぱり身体もロリなの？」

「大野君のケダモノ！」

「うるせぇ！お前らにはぜってぇ言わない！」

ここまで冷やかされるなんて…
このメンバー誰も彼女いないから完全に餌食だ。

こいつら顔は悪くないし、彼女がいてもおかしくないはずだしさっさと彼女作って静かにしてほしい。

そもそも言わないも何もまだ手付けてない。


「あぁ！まだ手出してないんだ！」

「ほうほう。なるほどな」

「明日から夏休みだぞー？彼女がいる夏休みなんだしさぁ！さっさとヤって毎日セックス三昧の夏休みにしたいだろー？」

「ハァ？どんだけ盛んなんだよ…」

「盛ん！？当たり前だろ！俺たちの年が一番性欲が盛んだって何かに書いてあるくらいだぞ！」


盛り上がっているのも束の間。先生が教室に入ってくると俺達は喋るのをやめて一斉に席に戻った。


こいつら意外とけじめはあるようだ。