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無垢な彼女
第4章 悪魔な彼女


会場まで徒歩10分程で、一本道を進めば着くそうだ。


夜店なども出ているみたいなので向かう事にした。


会場に着くと予想以上に混んでいた。
夜店で大量に食べ物を買い込むと小山が喜んでくれた。

「そんな食いきれるのかよ?」

「大丈夫!俺が全部食べるから!」

「琴美もいっぱい食べるよー」

「琴美はほどほどにね?昔からお腹弱いんだから」

なんとなくバランスの取れた4人で花火が始まる前から楽しんでいた。

開始時間が近付くと大勢の人が移動を始めたので、その場で鑑賞しても良いような気がするけど俺達も移動しなければ行けない雰囲気で移動することにした。

人混み…雪ちゃんの手を掴めるチャンス…

よし!

俺達はなんとなく一番背の高い淳を目印に進んだ。

しっかり淳の位置を確認しながら雪ちゃんの手を掴んだ。

「はぐれないようにな!」

こう言っておけば大丈夫!
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