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無垢な彼女
第4章 悪魔な彼女
「俺、二人探してくるからここで待ってて?」
「え…」
行こうとすると小山は俺の服を掴んだ。
「ん?」
「…はうぅ…一人やだぁ…」
「あ…ごめん…そうだよな」
知らない所で一人になるなんて怖いに決まってるのになんで俺気付けないんだよ。
こんなんだから雪ちゃんと距離も縮められないのかも。
「一緒に少し二人の事探そう」
「うんっ」
小山と人の流れに入らないようにして二人を探した。多分二人も俺達がいないのに気付いてこの進んでる列から抜けてると思う。
プールの時に混雑から見つけた時の事を思い出して、落ち着く事にした。
落ち着いてさがそう…
会場はそこまで混雑の割にそこまで広くない。
周りは山だから人が集中してるところは限られてる。
「あ…武山君、この道すべっ…キャァッ!」
「は!?うわぁッ!」
小山が先を急ごうとする人が俺達の横を通ろうと通ろうとした時にそれを避けると同時に引っ張られて、突然目の前が真っ暗になった。