この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
無垢な彼女
第4章 悪魔な彼女


予定では夕食後の夜の光と水のショーを雪ちゃんと見る予定だった…しかし、この分じゃ実現出来そうにない。

「武山君、雪ちゃんと全然会ってないのー?」

「会ってもらえないよ…」

「そっかぁ…琴美は一応毎日会ってたから言ってくれたらよかったのにー」

「ありがとう…でも、雪ちゃんに直接アポ取らないと後々嫌われる可能性あるからさ…」

「そんな事ないよー?だって雪ちゃん武山君の事……あ!雪ちゃんだー!」

!?

武山君の事…なんだよ!?
俺のことなんか言ってたのか?

小山はたまたま近くを回っていた雪ちゃんの班のいるところに走っていった。

「琴美!ウロウロすんなって!はぐれるだろ」

俺達も雪ちゃんのいるところに向かった。

「雪ちゃん雪ちゃん!武山君が雪ちゃんと会いたがってたよー」

「ふーん。あたしは別にそんなに会いたくないから」

そう言ってプイッとされる。
……なんでこんなに嫌われたんだろう。

「雪ちゃん!そんな事言ったらだめー!」

「小山、いいよ…出直すから」

「長谷川さん?移動するよー?」

「あ、うん…琴美、また後でね…あ…」

雪ちゃんが小山の方を向いた拍子に雪ちゃんの眼鏡が落ちた。

グシャ

落ちてバウンドした眼鏡はちょうどそこを横切った団体に踏まれてもう装着出来る状態ではないのが遠目からでも確認できる。

「あー!雪ちゃんの眼鏡…」

俺は団体が去った後に潰れた眼鏡を拾い上げた。

「これじゃもうかけられないよな」

「長谷川さん大丈夫?眼鏡ないと見えないんじゃない?」

「ん…大丈夫。眼鏡に度入ってないし」

「え…ダテメガネ?って!長谷川さん眼鏡ないと全然印象違う!」

「本当だ!ない方が全然いいじゃん!すごい可愛い!」

「俺は前々から長谷川さんが可愛いってこと気付いてたけどな!」

「嘘つくなよ!」

雪ちゃんの班のメンバーが雪ちゃんを取り囲んで行ってしまった。
/390ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ