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無垢な彼女
第1章 無垢な彼女
補習が終わると、俺は自分の家に琴美を連れて行った。
普通に親いるけど躊躇なく琴美を家にあげた。
「おかえりなさい…あら?お友達?」
「あ…こんにちわ!おじゃまします!」
「ただいま。友達じゃなくて…紹介しとく。彼女の琴美」
琴美は急いで頭を下げた。
そんな緊張しなくていいのにな(笑)
「あらまー!すごく可愛い彼女作っちゃって!淳のことよろしくね!琴美ちゃん」
「よ、よ、よよろしくお願いします!」
「ほら、琴美行くぞ」
手を引いて部屋に連れて行く。
そういえば母さんに彼女紹介したの初めてだな。
前はいないときに連れ込んだりしたからなぁ…。
「はわぁ…淳君のお部屋だぁ…」
「あんまり見んなよ?さっさと明日のテスト対策するぞ」
「はぁい」
さっき補習でやった問題の数字を変えたりして理解してるのか見てやる。
また指使って数えてる…琴美が一生懸命何かしているところを見るのが好きだ。
「お…ちゃんと理解出来てるな?よしよし」
「へへっ」
…ちょっとくらい良いよな?
俺はノートを見ている琴美の顔に顔を近付けた。
「ねぇ!コレ!」
ゴッ
「……ッ」
「いたぁ!ご、ごめんね!?大丈夫?」
急に頭を上げた琴美の頭に顎を強打した。
「…わ、わりぃ…大丈夫だから!」
そうっすよね…補習終わったらですよね?
我慢しよう…。