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無垢な彼女
第4章 悪魔な彼女
旅行先は有名なテーマパーク。
修学旅行で行った場所とは違うけど、修学旅行では一緒に回れなかったので今回は二人で時間を気にせずに回れる。
有名ってだけあってなかなかの混み具合だ。
「雪ちゃん、はぐれないようにな?」
そう言って雪ちゃんの手を繋いだ。
付き合ってから手すら繋がせてもらえないからな…
さすがに今日は繋いでもらえる。
「あーー!ここに彼女と来れるなんて!」
「そんな嬉しいの?」
「だってさ、何回か来たことあるけどここの遊園地結構カップル多いじゃん?俺も彼女連れで来てみたかったんだよなぁ」
「ふーん…ねぇ、あたしこれ行きたい」
「ん?」
雪ちゃんが指したのはかなり怖くて有名なお化け屋敷だ…。
ぶっちゃけ…お化け屋敷めちゃくちゃ苦手です。
「…え…これっすか?」
「うん♪」
「歩くやつだよな?」
「そうだよ…もしかして怖いの?」
「そんなわけないじゃないですか!」
「じゃあいこっか」
雪ちゃんのあの笑顔が再来した。
何でこのタイミングで。。
ああぁ…やだなぁ…