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無垢な彼女
第5章 分析彼氏
「谷本さん?私、職員室にいるから誰か来たら呼んでね!」
え…そんなノリでいいの!?
先生もそう言って行ってしまった。
二人きりになって、私は鴨宮君が横になっているベッドの横に椅子を持って行って座った。
すると、鴨宮君は布団から手を出す。
その手を握ってあげると鴨宮君の表情が穏やかになった。
色んな事が発覚して落ち着いて考えられなかったけど…落ち着いて考えよう。
……わかんない…。
「……鴨宮君…私が触っても平気なの?」
「………ん」
「どうして夏樹ちゃんとキスしたの?」
「…………無理……俺…好きでもない奴と…キスすんの無理………したくてしたわけじゃない…」
「へ?どういうこと?しなくちゃいけなかったの?」
「……」
肝心な所教えてくれない…