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無垢な彼女
第1章 無垢な彼女


「ハーッハーッ…あいつら見つからねー!電話も繋がらないし!」

「これだけ広いからな…とりあえずこれ飲めよ。飲んだら俺も一緒に探しに行く」


武山に開けてないペットボトルを渡して立ち上がった。


「あの、私が探しに行くから大野君、琴美に付いててあげて」

「いや、ここから探すって結構大変だから女の子には…」

「…私一緒に探しに行ったら邪魔…かなぁ……えっと…武山君?」

「全然邪魔じゃないです!むしろ!俺と探しに行くパートナーは長谷川さんしかいないよ!淳は来るな!」


武山はちゃっかり長谷川さんの手を引いて行ってしまった。

アレ?…もしかして長谷川さんって結構……?

疑問に思いながら琴美の横に座り直した。


「…淳君……淳君もぉ…」

琴美はストローのささっているペットボトルを俺の口元に持ってきた。


「お、ありがとう」

この食べさせてもらったり飲ませてもらったりのやりとりわは最初は恥ずかしがっていた俺だったが、今では普通に食べるし、飲めるようになっていた。


「…琴美の水着ってどんなんだった?」

「……」

「想像して、想像の中で琴美に着せるから詳細教えろよ」

「……ヒック……薄いピンクのチェックでね…お花付いてるのー…お腹見えちゃうやつだったけど、店員のお姉さんにそっちの方が淳君可愛いって言ってくれるって……ふえぇッ」

「泣くなって!説明がアバウトでなんとなくしか想像出来なかったけど、琴美が着てたら何だって可愛いよ。それに、絶対出てくるからそしたら見せてもらうし」


琴美を包んでいるバスタオルで琴美の涙を拭う。
その時、琴美のスクール水着姿が見えた。


コレはこれで普通に…そっちモノ好きな人なんか喜びそ………!?


俺は急いで琴美の水着姿をタオルで隠した。


「どうしたのー?」

「別に!?着替えるまで身体にタオル巻いておけよ?約束しろ!」

「ほえ?」

「わかったか!?」

「うん?」


小学生用の水着はパットのようなものがなく、いくら見た目は小学生と言っても今見たところおっぱいは小さい方だが、ぼちぼちあった。
そして、乳首の形がくっきり見えていた。

これは俺以外の野郎に絶対に見られたくない。
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