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無垢な彼女
第6章 愛しの彼女


北原さんの家に到着した。


北原さんが鍵を開けて玄関に通してくれる。
すると、奥からバタバタと人が走って来る音が聞こえた。

「ダーーリン♪おかえりなさぁい!見てみてぇ♪裸エプロンで待ってたのぉぉ…………」

奥から来た人と顔を合わせて俺も相手も固まった。


「ただいま…とりあえず服着てくれる?バイトの子熱出てさ、今ご両親不在みたいだからうちで…って二人ともどうかした?」

いや…だってありえないだろ…まじかよ…。。


まさか北原さんの奥さんが鴨宮の姉ちゃんだったなんて…

「…りょ……涼太君……なんで…」

「なんか……ごめん…」

あんな甘えた声でしかも、裸エプロンで北原さんをお出迎えしてるところを俺に見られてそうとう気まずそうだった。

そして、北原さんの落ち着いた対応…

鴨宮の姉ちゃんが俺達が中学生の時に結婚してたのは知っていたけど、相手までは知らなかった。
北原さんも奥さんの話とかしたことなかったし…




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