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無垢な彼女
第7章 無邪気な彼女



琴美と歩くのも久しぶりに感じる。
実際はそんなに経過してないけど…

歩き始めると琴美は俺の腕に掴まった。

「琴美…手繋ぐか?」

「うん!寒いからポッケの中で繋ぐー」

手を繋ぐと、俺のコートのポケットの中に繋いだ手を入れた。
この為にいつもポケットの大きめのコートを選んでいたりする。

「……淳君ー」

「ん?どうした?」

「…チューしたいなぁ」

「また急に?」

「急じゃないもん!」

「ここ人通り多いから後で二人の時な?」

「うん!」

俺だって琴美の事抱き締めてキスしたいのは山々だった。

早く二人きりになりたい。

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