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無垢な彼女
第7章 無邪気な彼女

琴美の両親にもっと早く謝りにこないといけなかったのに本当に情けないな…。



琴美の家に着いて、リビングに通されると俺は琴美の両親に頭を下げた。

「淳君!頭をあげなさい!謝ることないんだよ」

「そうよ!むしろ、こちらがお礼を言いたいくらいなのに…」

「淳君ー…だから謝らなくてもいいのー!」

頭をあげると、三人とも優しい笑顔で俺を迎え入れてくれていた。

「…それと、もう一つお願いがあって来ました。どうか今後も琴美さんとお付き合いを続けさせてください」

「淳君…琴美がこんなに琴美の事を大事にしてくれる人と付き合わせてもらえて…淳君には感謝しているんだ。これからもどうかうちの娘をよろしくお願いします」

よかった…

もし断られたら何度でも来る覚悟だったけど、本当に良かった。
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