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無垢な彼女
第8章 甘美な彼氏


しばらくすると、鴨宮君はお料理を持ってやってきた。


あのよくシェフの着ている…名前わかんないけど、白い服を着ていてその姿が格好良すぎて…

ハッ!ダメダメ!


「あの///…その白のお料理の服カッコイイねぇ」

「……これ?あぁ…シェフコートな」

「へぇ!そう言う名前だったんだぁ…」

鴨宮君は私の前ににスープとサラダとパスタを並べた。

そして、私の向かい側にも同じようにお料理を並べた。

「……すぐ着替えてくるから待ってて」

「え…う、うん」

鴨宮君も一緒に食べてくれるんだぁ…ちょっとデートみたいだけど…いいのかなぁ?

本当にすぐに戻ってきてくれて、しかもスーツを着ていた。

ラフな格好に…シェフコート姿に…スーツ姿…鴨宮君のフルコースですか?

どの鴨宮君もかっこよくてもうお腹いっぱいです…。

「鴨宮君も一緒に食べてくれるのぉ?」

「…あぁ…一人だと寂しいだろ…相手いないみたいだし」

「はうぅ………今度ここに一緒に食べに行ってくれる男の子いるもん…」

拓海君の事だけど…男の子だし!嘘じゃない!

「…そうなんだ」

「そうですよぉ」

私普通に出来てるかな…?

鴨宮君のパスタを食べると、鴨宮君のお料理を初めて食べた時の事を思い出した。

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