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無垢な彼女
第1章 無垢な彼女


俺は起き上がって琴美の方を向いた。


「あのなぁ…琴美さん。キスで子供は出来ません」

「へ?」

「授業で習っただろ?」

「習ったけど!雪ちゃんが先生の言うこと嘘って言ってたもん!大人の人達が成人式の日に本当の事教えてくれるんだよ!」

「嘘じゃねぇよ。大人の人達は既に本当の事教えてくれてるよ。そんなんで子供出来てたら誰も苦労しないって」

「…そっかぁ!じゃあ、キスしていいよー!」


先生<長谷川なんだな…。
本当にわかってるんだかわかんねぇけど…。

許可が出たので琴美の手を握って唇をゆっくり重ねた。


「わぁ!キスしちゃったー…ドキドキするねぇ」

「…もう一回な?」

「…んっ………ふや…ンーッ」


やべ…止まらなくなった…そりゃぁキスだけで止まるわけないよな。


今度は腕を背中に回して深くキスをする。
琴美の口の中を攻めると琴美は反応して俺の服を掴む。


「んッ……んにゃぁ…待ってぇ…」

「…まだキス終わってねぇけど?」

「はうぅ…らってぇ……さっきのと違うんだもん」


琴美はもじもじしながらそう言った。


「これもキスだけど?」

「淳君に食べられちゃうのかと思ったよー!」

「…そうだな…琴美の唇甘いからなぁ…途中で止めさせたからもう一回な?」


琴美を抱き上げて、自分の膝の上に自分の方を向かせて足を跨いで座らせた。
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