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無垢な彼女
第2章 正統派彼氏


「むぅ…だって…琴美背低いし、よく小学生に間違えられちゃうし…頭も良くないし…淳君とお似合いじゃない事くらい知ってるもん」

「琴美…何言ってんの?」

「ほえ…」

「じゃあ、琴美とお似合いの人ってどんな奴よ?見た目が似合う似合わないで付き合うんだったら琴美なんて小学生の男の子としか付き合えないじゃん」


…慰めてくれるわけじゃないんだよね。
雪ちゃんは幼なじみで小さい頃からはっきりと物事を言ってくれて、私は雪ちゃんの事をすごく信頼していた。


「誰がなんて言っても大野君が好きなのは琴美なんたから堂々と付き合ってればいいでしょ」

「そ、そうだよ!負けんな小山!」

「ふえぇッ…うん…」


雪ちゃんは頭を撫でてくれた。

なんだかんだ言っても雪ちゃんは優しい。


「小山いいなー…雪ちゃん俺の事も撫でてよ!」

「…涼太。先帰る?」

「帰りません!ごめんなさい!」


雪ちゃんは幼なじみで親友だけど、一つわからないことがあって…実は雪ちゃんと武山君、プール以来仲良さそうなんだけど付き合ってるのかわからなかった。

一回聞いたことあるけど、はぐらかされちゃって本当のところどうなのかわからなかった。


武山君良い人だし、雪ちゃんと付き合ってたらいいのになぁ…。




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