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無垢な彼女
第2章 正統派彼氏
もうすぐで撮影が終わりそうなのにおトイレに行きたくなってしまって急いで行った。
個室に入っていると、さっきの女の子達の声が聞こえた。
「やーん!最悪ー!撮影終わったら淳君と写メ撮ってもらいたいのにつけま片方取れたー」
「急げば間に合うよ!今日の淳君一段とカッコイイから絶対撮ってもらわないと!」
「…ってかさぁ、淳君の彼女アレだったらすぐ奪えそうじゃない?」
「略奪ー!でも余裕じゃん?もうすぐ淳君誕生日だしさ、何か喜びそうな物プレゼントして迫ればいけそう!」
「それいいね!お父さんに頼んでブランド物の時計用意しよっかなぁ♪」
「さすが社長令嬢ー」
淳君の誕生日…?
その子達が出て行くと私はすぐに個室を飛び出した。
そして武山君の所に行く。
「こ、小山どうした?」
「ねー!淳君のお誕生日もうすぐ!?」
「あぁ…そういえば今月の16日だよ」
「……来週だぁ」
どうしよう…淳君のお誕生日チェックしてなかったなんて…。
「もしかして知らなかった?」
「…どうしよぉ…プレゼントとか考えてないのに」
あの子…ブランドの時計用意するって言ってた…。
本当に淳君取られちゃったらどうしよぉ。