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無垢な彼女
第2章 正統派彼氏
「…淳君ー?拭けたよー?」
「こっちも終わった。じゃあ、次歯磨き」
洗い物終わるの早い!食器も全部綺麗に収納してある!
びっくりしていると淳君に背中を押されて、洗面所に行って一緒に歯磨きをする。
もう寝る準備かなぁ…?エッチしたいなんて言っちゃったから、今日はもうしないから寝なさいっていう意味かもしれない…。
もっとラブラブしたかったなぁ…
「琴美、ここ座って」
「ほえ?うん?」
歯磨きが終わっておトイレに行って戻ると、淳君に言われてよくわからないままリビングのソファに座った。
すると、淳君は今日一番最初に手に絡んでしまったリボンを取り出してまた私の手首に巻きつけた。
「きつくないか?」
「うん?手品するのー?」
「いや(笑)手品はしないけど」
緩く巻きつけられたリボンは最後にリボン結びになった。
結び終わると淳君は頭を私の腕の輪の中に入った。
そして唇が重なる。
「…プレゼントもう一つもらっていい?」
「ふえ?あうぅ…すぐ用意出来ないよー…もう夜だもん」
「今ここにあるんだけど」
「どこー?」
「琴美だよ。さっき琴美はプレゼントじゃないって言われたから、今度はマジで」
「うんっ」
「よっしゃ!じゃあ、移動」
そう言ってそのまま抱き上げられる。