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女堕ち
第1章
有紀子は何人目になるだろう。
5人までは数えていたが、今は正確な人数はもうわからない。
多分10人を超えたところかもしれない。
有紀子は半年ぶりの女だ。
有紀子は遼一の下で、どんな顔をして、どういう風に俺に抱かれるのだろう。
そして、どこまで堕ちていくのだろう。
家に帰る途中、まだ開いているケーキ屋でショートケーキを4個買った。
タクシーと電車を乗り継ぎ、家に着いたときは10時を回っていた。
玄関の扉を開けた。
「だだいま!」
奥に向けて声をかける。
靴を脱ぎ、リビングに続くドアを開ける。
「お帰り、パパ!」
ソファにひざを抱え座っていた美羽が顔を上げた。
あどけなく見える笑顔を遼一に向けた。
両側に三つ網にした髪が揺れる。
ミニスカートを履いていた。
抱えた脚の間から白いショーツが覗いていた。
テレビを観ていたようだった。
テレビにはアニメが映っていた。

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