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女堕ち
第1章
「あ、パパ、お帰りなさい!」
ほぼ同時だった。
美羽の両側にくっつくように座っていた、小学3年の娘たち、茜と葵の二人の声だ。
観ていたテレビアニメから目を離し遼一を見た。
茜も葵も、美羽と同じ髪型だ。
まるで歳の離れた姉妹にも見える。
そして遼一のぶら下げていた小さな紙の箱に気づく。
「あ、ケーキだ!」
また同時に言う。
「はい、お土産だよ……まだ起きてたのか? もう10時過ぎてるぞ、早く寝ないと……」
「えへっ、テレビで『トトロ』が始まっちゃって、寝れなくなったの……ねー?」
美羽が娘たちに同意を求める。
「食べてもいいけど、寝る前にちゃんと歯を磨くんだぞ」
「はぁい」
遼一は、笑顔で双子の娘たちにその箱を渡した。
「わあぁ」
娘たちは箱を開けて喜びの声を上げた。
「なに、パパ、何かいいことあったの?」
美羽もこの中を覗き込みながら問い掛ける。
「あ、美羽ちゃん、イチゴのがいいなぁ」
美羽が最初に箱の中に手を入れた。
「あ、茜も!」
「あ、葵もだよ!」
ケーキの取り合いになる。
遼一は一番近くにいた茜の隣に座った。
頭を撫でた。
「ケンカしないで、みんなで少しずつ全部食べたらいいよ……」
「はぁい」
3人が同時に言った。
葵がケーキを持って回り込んで遼一の隣に座った。
葵の頭も撫でた。
「あ、ずるーい、美羽ちゃんも」
美羽が遼一の膝に腰かけた。
そして遼一の首に手を回し、頬にキスをした。
「あ、ママ、ずるーい」
美羽は二人の娘に引っ張られた。
ほぼ同時だった。
美羽の両側にくっつくように座っていた、小学3年の娘たち、茜と葵の二人の声だ。
観ていたテレビアニメから目を離し遼一を見た。
茜も葵も、美羽と同じ髪型だ。
まるで歳の離れた姉妹にも見える。
そして遼一のぶら下げていた小さな紙の箱に気づく。
「あ、ケーキだ!」
また同時に言う。
「はい、お土産だよ……まだ起きてたのか? もう10時過ぎてるぞ、早く寝ないと……」
「えへっ、テレビで『トトロ』が始まっちゃって、寝れなくなったの……ねー?」
美羽が娘たちに同意を求める。
「食べてもいいけど、寝る前にちゃんと歯を磨くんだぞ」
「はぁい」
遼一は、笑顔で双子の娘たちにその箱を渡した。
「わあぁ」
娘たちは箱を開けて喜びの声を上げた。
「なに、パパ、何かいいことあったの?」
美羽もこの中を覗き込みながら問い掛ける。
「あ、美羽ちゃん、イチゴのがいいなぁ」
美羽が最初に箱の中に手を入れた。
「あ、茜も!」
「あ、葵もだよ!」
ケーキの取り合いになる。
遼一は一番近くにいた茜の隣に座った。
頭を撫でた。
「ケンカしないで、みんなで少しずつ全部食べたらいいよ……」
「はぁい」
3人が同時に言った。
葵がケーキを持って回り込んで遼一の隣に座った。
葵の頭も撫でた。
「あ、ずるーい、美羽ちゃんも」
美羽が遼一の膝に腰かけた。
そして遼一の首に手を回し、頬にキスをした。
「あ、ママ、ずるーい」
美羽は二人の娘に引っ張られた。