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お嬢様、お仕置のお時間です
第3章 親友の名はアリサ
「アリサ、今日遊びに行ってもよろしいかしら?」


「ええ、それは構いませんがユアンさんお迎えに来てしまわれるのでは?」


「来るとは思うけど、大丈夫だと思うわ」


「いいならいいけど…。」


授業が終わり正門まで歩く2人。正門には帰宅する生徒の執事がズラリ。部活動をする生徒が多いためこの時間は比較的少ない方だが、それでも他の学園とは異なる。


「「お疲れ様ですミナ様、アリサ様」」


「ありがとうユアン、ノアさん。そしてごめんなさい。今日はアリサのお家へお邪魔しようと思いまして。」


「かしこまりました。それでは17時にお迎えに参ります。」


「それでは早すぎますわ。20時してくださる?」


「いけません。ミナ様はお勉強のお時間がありますので、遅くなられては困ります。よろしいですね?」


「まぁーいいわ、行きましょアリサ」

アリサはユアンさんも一緒に来ればいいのにと言いたそうな顔をしながらユアンに会釈をした。ミナとアリサ、そしてノアは車に乗りアリサの家へ向かった。


「ハァー疲れた」


「それはミナが本当の自分を隠しているからでしょ?普段キレイな言葉遣いなんて使わないのにね(クスクス」


「アリサだって使ってない!何で疲れないのさ」


「私はミナといる時だけ使ってないの。両親の前ではちゃんと振舞っているさ。ノアの前だってそうだよ」


「それって何か私のせいにしてる?」


「お嬢様方、到着されましたよ」


2人は車から降り、ノアを先頭に部屋へ向かった。部屋に入るとミナはいきなりソファーにダイブ。それを見て笑うアリサ。一緒にソファーに座りアリサが話し始めた。
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