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お嬢様、お仕置のお時間です
第3章 親友の名はアリサ
「ミナ、よく聞いてね。専属執事を付けると言う事は、もうお仕置はされたでしょ?私も中等部まではお仕置をたくさん頂いているのよ。他の子たちもね。高等部に入ってからお仕置をされる人は少しずつ減っているの。
とは言え私たちの学園ってテストの赤点ラインが90点だからテスト関連でのお仕置は減ってはないけど…。普段の生活態度などのお仕置はほとんどの人が卒業しているのよ。でもミナは違う。みんなが小等部中等部でお仕置されていた事が、ミナにはこれから始まるということ。」


「アリサもお仕置されてたの!?初耳…。でもこれから始まるからと言って何かが変わるとも思わないけど?」


「もし学園で着替えている時にお尻を見られたら?
あれ?ミナ様はまだお仕置されているのかしら?って思われるよ。それにお仕置を頂いた次の日は授業中椅子に座るのも辛い。モゾモゾしたらみんなにバレる。クッションを使ってもバレる」


「つまり何が言いたいのさー」


「小等部中等部の時はみんな同じ思いをしているから恥ずかしくないけど、高等部でまだ…。ってことになったら恥ずかしいよ絶対。テスト関連のみのお仕置だったら座れないほどって事にはならないし」


「ハハハ…。アリサ必死すぎだよ!実は昨日50回も叩かれたけど、今日は全然、痛みどころか跡も消えてるよ」


「それは平手だからでしょ?」


「ん?」


「だから平手で50回…。だったんだよね?お道具は?」


「そうだけど…。お道具って?」


「やっぱりかハァー」


コンコン


「どうぞ」


「失礼致します」


ノアが紅茶とクッキーを運んできた。アリサはミナに話をした事を話し始めた。ノアは笑顔で


「その事について、私からも少しお話があります」

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