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お嬢様、お仕置のお時間です
第3章 親友の名はアリサ
ノアは膝をポンポンと叩く。合図だと気づきミナは立ち上がる。


「ノアさん少しいいですか?」


「本来良くない事ですが今回は許します。どうされましたか?」


「私とアリサは2人の時、ラフな話し方にしています。"お嬢様"としての振る舞いなども…。それをノアさんはご存知でしたよね?どうして今更お仕置を?」


「お嬢様の身も心もお仕置を用いたことによって、より著しい成長を遂げるのです。ミナ様もアリサ様との差があるということは薄々感じているのではないでしょうか?今までは専属の執事を仕えていないのに、私が勝手に手を出す事は許されることではありません。ですのでお仕置についてはアリサ様も隠しておられました」


「それってもしかして、私が帰った後…」


「はい(ニッコリ)アリサ様はミナ様と過ごしたお時間の後は必ずお仕置を受けていますよ。ラフな話し方、振る舞い、それを良くないことだとわかっていて、あとでお仕置されるとわかっていてミナ様に合わせていました。高等部に入ってからは、アリサ様は忙しくされており遊ぶ機会も減りましたので、久々のお仕置になります。他のことでお仕置されることはもうないので…」


「そ…そんな…。私のせい…。アリサは…、アリサは私の代わりにお仕置を頂いたのと同じじゃない…。」


ノア《少し虐め過ぎたかな?でもゾクゾクする顔をありがとう(ニヤリ)さーて罪悪感に耐えられるかな》


「大丈夫ですよ?これからは私もミナ様のお仕置をお手伝いすることが出来るのですから、ではお膝へ。もう私語は慎んでください。本来なら追加罰になりますよ」


ミナは涙目になりながらその場から動けないでいた。アリサの顔は2人には見えないものの涙が零れていた。


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