この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
想い人
第5章 新たな想い人
チュッ
私の髪に透也の唇が触れる。

泣き顔なのも忘れて顔を上げれば、透也は私の涙を指で掬った。


唇同士が重なり合う。
何度も…角度を変えて、リップ音が響く。

「と…やっ…」
激しくなるキスに、透也の胸にしがみついた。


コトッ

私の手から滑り落ちたシュシュ。
硬いものが落ちた音がして、慌てて床を見る。

コロコロと転がるリングを、透也が拾い上げた。


「え……これ指輪?」

さっきシュシュに嵌められていたリングだ。
てっきりシュシュの飾りだと思ってたのに……。


「鈍感美空」

そう言いながら、透也は私の手を開かせ、その上に指輪を置いた。


指輪をそっと持ち上げる。

オシャレなデザインのプラチナリング。

内側には、私の誕生石と文字が彫られている。


”Eternally -T to M-”


「……透也っ‼︎ 」
ガバッと透也に抱き着く。

「これからも、ずっとずっと透也の隣にいたいっ‼︎ 」

Eternally……”永遠に”

/223ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ