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恋する妻
第6章 パン屋の姉弟
「安心した…もう大丈夫って」
郁は熱いお湯で絞ったタオルで、悠の顔を拭きました。そして、濡れた髪の毛から肩、背中を優しく拭きました。

「ブリーフは?」
僕は興奮で郁が話す前に、つい聞いてしまいました。

「もう、ホントにお兄…変態だよね」
僕の方に振り向くと、郁は少しあきれたように答えました。そして小さいまま、先っぽから透明な液体を流す僕のモノを、指で弾きました。

「弟のち、ん、ぽ…もっと大きいよ」
「…もっと、弟の話を聞きたい」
「弟と…あたしの話でしょ?」
僕は素直に頷きました。郁は悪戯な表情で笑い、僕の小さなモノを優しく扱きました。しかし興奮と裏腹に、小さいままでした。しかし流れる液体で、ヌルヌルになっています。

「ブリーフ、脱がしたよ…」
僕の耳元で、郁が囁きました。悠は裸にされ、郁に下半身まで露わにされていました。

「おちんちん、おっきいの…でも、まだ少し子供のおちんちん」
悠は仮性包茎でしたが、それは郁にとってなにも気になりませんでした。まだ誰も経験したことのない、若い青年の匂いがしました。

「おちんちん?うん…ち、ん、ぽ、もきれいにしてあげたよ」
これまでの病の疲れから、悠は郁のなすがままに深く眠っています。清拭されキレイになった悠に、郁は乾いたバスタオルを掛けました。そして悠の頭を撫でると、毛布と布団を元に戻しました。

「気が付いたら、あたしも汗ダクになっちゃってたの」
汗ダクの悠を抱いた後、一生懸命汗を拭いてやっていた郁は、自分も汗まみれになっていました。そして悠が眠っていたので、郁は黙ってシャワーを借りました。その時、郁は自分が興奮していたことに気付きました。

「ショーツを脱いだら…あそこからツーって、透明な糸が引いてた」
郁はシャワーを浴びながら、自分を触っていました。そして一瞬、軽く絶頂に達していました。郁の中で、悠への恋が始まりました。

「うん、ダメだと思ってる…」
「ダメ?」
「でも、止まらなかった…あたし、悠が好きだよ」
僕はもう、少し判断ができなくなっていました。しかし郁が綺麗になっていくのが、見ていてわかりました。もうそれで、僕は判断を止めました。それよりも、もっと興奮したかったのです。
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