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恋する妻
第2章 郁(ふみ)、26歳
男の手が郁の肩から背中に動き、華奢なウエストから脇腹あたりを揉んでいました。その間、男は郁の後頭部に顔を近づけ、寄り添うように立っていました。少しの間、郁はされるがまま、男に身体を委ねていました。そして郁は笑顔で振り向くと、男に何か言いました。ふたりの顔は、ほんのすぐ近くにありました。
僕はもう、郁の前に行けません。同時に自分の身体に、何か電気が走った感覚がありました。それからデパートを出ると、会社に帰りました。仕事を急いで済ませ、郁の退勤前にデパートに戻りました。残業だと嘘のメールを郁に送り僕は通用口が見える場所で郁を待ちました。少しすると、郁があの男と一緒に現れました。僕の胸が高鳴り、激しい鼓動を感じていました。
ふたりは楽しそうに語らいながら、駅への道を歩いていました。郁が男にボディタッチし笑っていましたが、後ろから隠れるように尾行する僕には、声までは聞こえません。しかしそれ以上は何もなく、ふたりは駅で別れました。単なる仲のいい同僚、僕はそう思うことにしました。
それは夏の盛りの頃、昼間の暑さも和らいだ夜8時頃でした。しかしふたりを見ていた僕は、全身に汗が吹き出していました。
帰りの電車で偶然出会ったふりをして、僕は郁と家路に着きました。部屋に着くとそのまま後ろから、僕は郁を抱きしめていました。郁は玄関で全裸にされると、僕を受け入れました。郁が告白される迄、僕たちは何も変わらない生活を送っていました。
僕はもう、郁の前に行けません。同時に自分の身体に、何か電気が走った感覚がありました。それからデパートを出ると、会社に帰りました。仕事を急いで済ませ、郁の退勤前にデパートに戻りました。残業だと嘘のメールを郁に送り僕は通用口が見える場所で郁を待ちました。少しすると、郁があの男と一緒に現れました。僕の胸が高鳴り、激しい鼓動を感じていました。
ふたりは楽しそうに語らいながら、駅への道を歩いていました。郁が男にボディタッチし笑っていましたが、後ろから隠れるように尾行する僕には、声までは聞こえません。しかしそれ以上は何もなく、ふたりは駅で別れました。単なる仲のいい同僚、僕はそう思うことにしました。
それは夏の盛りの頃、昼間の暑さも和らいだ夜8時頃でした。しかしふたりを見ていた僕は、全身に汗が吹き出していました。
帰りの電車で偶然出会ったふりをして、僕は郁と家路に着きました。部屋に着くとそのまま後ろから、僕は郁を抱きしめていました。郁は玄関で全裸にされると、僕を受け入れました。郁が告白される迄、僕たちは何も変わらない生活を送っていました。