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恋する妻
第8章 秘密のやり取り
「郁…オナニーするの?」
「…今?しないよ」
「本当に?」
「うん…今、セックスいっぱいしてるから」
「…郁のオナニー、見たいな」
僕の言葉に、郁はすこしあきれたようでした。しかし何かを考えるように、目を瞑りました。そしてまたウイスキー瓶を手に取ると、僕に手渡しました。

「飲ませて…」
口移しに飲ませると、郁はもう一度目を瞑りました。そして目を瞑ったまま、手を股間に持っていきました。僕はその姿を、郁のスマホで撮り始めました。

画面の中で、郁は右手でクリトリスを弄り、左手で右手を隠しています。ベッドランプに照らされた郁の肢体が、少しずつ火照っていました。僕はスマホを構えながら、初めて見る郁の痴態に見入っていました。

「いやン、もう…ダメ」
郁が一瞬目を開けると、ちょうど僕と視線が合いました。すると郁はシーツを引き上げ、その肢体を顔まですっぽり隠してしまいました。しかしすぐ、シーツはもぞもぞと動き始めました。郁は全身を隠しながら、また快感を求めていました。

「あ、うんっ…」
しばらくすると、シーツの下から声が漏れ始めました。それを合図に、僕はシーツを少し引き下ろすと、郁の顔が再び現れました。郁はもう抵抗せず、紅潮した顔で目を開きました。ウイスキーと快感に酔ったその目は、赤く潤んでいました。そしてそのまま、郁は手を動かし続けました。

「気持ちいい?」
「あっ…うん、いいっ」
郁は顔をゆがめ、眉間を寄せていました。そしてまた目を瞑り、シーツの下で両手が動き続けていました。

「なにを想像してる?」
「あっ…なに?」
「郁は誰を想像して、オナニーしてるの?」
僕の言葉に目を開き、郁は一瞬笑みを浮かべました。僕はシーツをゆっくり下ろし、郁の肢体をスマホで撮り続けました。

「あんっ、悠…悠のちんぽ、思い出してるっ」
小さく答えると、郁はスマホを見つめたまま、手を動かし続けます。郁はまた、その裸体を全部露わにしていました。

郁はまだ右手を股間に挟み、左手でそれを隠しています。僕は郁の脚を広げ、左手をどけました。郁の右手はあそこを弄り、指が入っていました。


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