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恋する妻
第9章 行ってくるね…
「ちゃんと報告するから、待ってて…」
「…報告?」
「うん、今から悠の部屋に行くから…」
郁は微笑むと、背中を向けました。そして扉を持ったまま、スカートの裾をまくって見せました。白い太腿が現れ、黒いストッキングはガーターベルトに吊るされていました。しかしその下にショーツはなく、郁の白いお尻が見えました。そしてスカートを戻した郁は、背中で手を振りました。ドアが閉まり、僕は裸のまま勃起していました。
その日、郁は戻ってきませんでした。電源を切っているのか電話は通じず、ラインも既読が付きません。僕は一睡もできずソファに座ったまま、郁の帰りを待ち続けました。そして郁は日曜日の夜、8時を過ぎた頃にやっと帰ってきました。テレビの画面だけが光る暗いリビングに、郁は大きな荷物を持って入ってきました。
「ただいま」
「…おかえり」
僕は何も言えず、ただ郁が帰って来たことにホッとしていました。そして帰って来た郁の姿を見て驚き、さらに何も言えなくなっていました。
「びっくりした?」
僕のうろたえた姿を見て、郁は悪戯に微笑みました。そして僕の横に座ると抱きつきました。
「お兄、心配した?」
「うん…当たり前だろ」
「…うん、心配してくれて嬉しい!」
そして郁は僕にキスすると、小さな声で囁きました。
「…絶対帰ってくるよ、お兄のところに」
「…うん、信じてる」
「だけど悠とこれからも付き合うよ…」
「いいよ…」
郁は僕にキスすると、耳を甘噛みしました。
「お兄、悠とのこと…報告するね」
「うん…」
郁は立ち上がりリビングの灯りを点けました。部屋が急に明るくなり、僕は一瞬目を閉じました。郁は開いていたカーテンを閉じると、僕の目の前に立ちました。そしてソファの横のスタンドライトまで点けると、郁は僕の顔を覗き込みました。
「…この髪型、どう?似合ってる?」
肩まであった郁の黒髪はシックな茶色になり、ショートカットになって耳が見えています。
「ふたりで美容院に行って、悠が選んでくれたの…」
「似合ってるよ…悠の好み?」
「うん…悠、長澤まさみのファンだって。年上好きなんだって!」
郁と悠はたった二日間で、今までよりずっと距離が近くなっていました。郁は少し照れながら正直に答えていました。
「…報告?」
「うん、今から悠の部屋に行くから…」
郁は微笑むと、背中を向けました。そして扉を持ったまま、スカートの裾をまくって見せました。白い太腿が現れ、黒いストッキングはガーターベルトに吊るされていました。しかしその下にショーツはなく、郁の白いお尻が見えました。そしてスカートを戻した郁は、背中で手を振りました。ドアが閉まり、僕は裸のまま勃起していました。
その日、郁は戻ってきませんでした。電源を切っているのか電話は通じず、ラインも既読が付きません。僕は一睡もできずソファに座ったまま、郁の帰りを待ち続けました。そして郁は日曜日の夜、8時を過ぎた頃にやっと帰ってきました。テレビの画面だけが光る暗いリビングに、郁は大きな荷物を持って入ってきました。
「ただいま」
「…おかえり」
僕は何も言えず、ただ郁が帰って来たことにホッとしていました。そして帰って来た郁の姿を見て驚き、さらに何も言えなくなっていました。
「びっくりした?」
僕のうろたえた姿を見て、郁は悪戯に微笑みました。そして僕の横に座ると抱きつきました。
「お兄、心配した?」
「うん…当たり前だろ」
「…うん、心配してくれて嬉しい!」
そして郁は僕にキスすると、小さな声で囁きました。
「…絶対帰ってくるよ、お兄のところに」
「…うん、信じてる」
「だけど悠とこれからも付き合うよ…」
「いいよ…」
郁は僕にキスすると、耳を甘噛みしました。
「お兄、悠とのこと…報告するね」
「うん…」
郁は立ち上がりリビングの灯りを点けました。部屋が急に明るくなり、僕は一瞬目を閉じました。郁は開いていたカーテンを閉じると、僕の目の前に立ちました。そしてソファの横のスタンドライトまで点けると、郁は僕の顔を覗き込みました。
「…この髪型、どう?似合ってる?」
肩まであった郁の黒髪はシックな茶色になり、ショートカットになって耳が見えています。
「ふたりで美容院に行って、悠が選んでくれたの…」
「似合ってるよ…悠の好み?」
「うん…悠、長澤まさみのファンだって。年上好きなんだって!」
郁と悠はたった二日間で、今までよりずっと距離が近くなっていました。郁は少し照れながら正直に答えていました。