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恋する妻
第9章 行ってくるね…
「でもあたし、長澤まさみに似てないし、背も小っちゃいのにね」
笑いながら、郁は背伸びして見せました。郁が手を上げて見せると黒い大きなセーターの裾から、デニムのショートパンツが覗きました。僕の視線に気付き、郁はまた悪戯な表情になりました。

「下に履いてないと思った?」
郁はセーターをめくって見せると、白いお腹を見せました。ショートパンツの上に縦長のおへそが見えました。

「その服も生足も悠の趣味?」
「うん。あたしもう、26のオバサンなのにね」
郁は若妻の姿で出かけましたが、大学生のような姿で戻ってきました。そして外見だけでなく、郁はその心も悠の好みに染められていました。

「昨日ね、悠の部屋に泊まったの…」
郁はセーターを脱ぎながら、立ったまま淡々と話していました。セーターの下から、黒いブラジャーが現れました。肩ストラップのない小さなブラから、Cカップの白い乳房がこぼれています。そして郁の首元から胸にかけ、赤いキスマークが続いていました。

「やだ、目立つね…キスマーク」
僕の視線に気付き、郁が恥ずかしそうに話しました。しかし決して隠そうとせず、郁はブラジャーを外しました。そしてカップで隠れていた乳房にも、キスマークが残っていました。

「今までキスマーク、なかったよね?」
やっとのことで僕は言葉を絞り出しました。

「だって、お兄にばれちゃうでしょ?」
郁は悪びれず答えました。それは僕が招いたことと言え、ショックでした。郁はもう何も隠しません。それは郁だけではく、悠も同じでした。ふたりはもう公認の恋人でした。

「お兄…大丈夫?」
僕の様子を見て郁は少し心配になったようです。しかし僕はショックより、興奮が勝っていました。顔を上げて郁を見つめると、僕は履いていたパジャマをトランクスごと脱ぎました。小さなままの僕のモノは、透明な糸を引いていました。

「大丈夫みたいね、お、に、い…」
郁はショートパンツから伸びた白い足先で、僕のモノを軽く突いています。きれいなピンクに塗られた指先に反応して、僕のモノは少し大きくなりました。
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