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恋する妻
第10章 セックス報告
「開かない?コードが違うんじゃない…」
郁がすこし意地悪に言いました。いつの間にかピンが変わっていました。

「あたしじゃないよ…悠が変えたの」
そう言うと郁がピンを入力しました。待ち受け画面が変わり、いきなり裸の郁が現れました。それは僕の興奮を大きく呼び戻すものでした。

「待ち受けが裸?」
「それ、悠の悪戯…w」
優しく微笑みながら、郁は嬉しそうに話しました。

「でも悠のスマホの待ち受けも、悠の裸だよw」
「郁の仕業?」
「うん、そうw」
髪型の変わった郁の表情に、僕は出会った頃を思い出しました。

「見て!今までの写真も全部、悠から貰ったから」
「…今までの写真?」
「うん…悠のスマホにあった写真」
画面の郁は全裸でベッドに腰を掛けています。正面を向いた郁は何も隠さず、カメラに自然な笑顔を向けていました。

「これ、最初の…」
「最初の…?」
「うん、最初の裸の写真…」
狭い悠のアパートは柔らかい日の光が射しこんでいました。僕は素直に写真に見とれていました。郁の慈しむような笑顔が、悠に対する愛情を示していました。

「最初の裸…すごくリラックスしてない?」
「うん、悠は弟だからね…」
僕の言葉に郁は少し照れたように答えました。僕は弟と言う言葉に、郁の実弟を思い出しました。

「弟…じゃあ雄大と同じ?」
「…お兄、前も同じこと聞いたよ」
「そうだっけ?」
笑う郁の横顔を見ながら、僕はスマホに手を伸ばしました。

「ダメ…お兄、まだまだ興奮したいでしょ?」
郁は急に真顔になって、僕の手を払いました。それは意地悪ではなく、郁の僕への真心でもありました。

「うん、もっと興奮したい…」
「でしょ!うん、もっともっと興奮させてあげる…」
僕は郁の言葉に一瞬、震えがきました。そんな僕を見ながら郁はまた笑顔に戻り、スマホを手に取りました。

「ちょっと待ってね…」
郁はスマホを僕に見えないよう、後ろを向いて操作しました。そしてお目当ての写真を見つけると、僕に振り向きました。

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