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少女監禁 罠に堕ちる女
第13章 再会、そして旅立ち
ランタンの灯りの中に宗一の顔が現れた。
私は『ウソ?!どうして宗一が…』と
半信半疑で懐かしい顔を凝視した。
「久々のご対面で言葉を失ったのかしら?」
さあ、抱きしめてあげなさいと
秀子さんは座敷牢の鍵を外した。
「聡子!!」
鍵を外された小さな出入り口に
身を屈めながら宗一は座敷牢の中に飛び込んだ。
「いや!来ないで!!」
宗一が一歩近づけば
私が一歩下がるというように
二人の距離は縮まらない。
「なんで逃げるんだよ!」
宗一は飛びかかるように聡子を確保すると
布団にくるまった私の体をしっかりと抱いた。
「いや!見ないで!」
私の体には緊縛された縄目が縦横無尽に残っている。
おまけに股間はものの見事にツルツルにされているのだ。
もう初めて体を重ねたときの私じゃない!
こんな姿を宗一に見られるのが怖かった。
「あら…どうしちゃったの?
感激の再会じゃないの?
しっかりと抱き合って接吻でもするかと思ったのに」
二人の再会シーンに
秀子さんは拍子抜けしたようにそう言った。
「どうして聡子をこんなところに閉じ込めているんだ!
一体、あなたは何を考えているんだ!」
怯える私をしっかりと抱き締めながら
宗一は怒りを秀子さんにぶつけていた。