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北の原野・BBQの後、男4人と彼女に起こった出来事
第1章 ある夜の出来事
辰雄の聞きだし方は、やっぱりうまい。
彼女は、大学時代は結構もてたこと。(そりゃそうだ)
スカウトされたことも、何回もあるって言っていた。
ちょっと自慢そうに、彼女が話す。
女の子二人連れだったけど、一緒にいた友達はスカウトの男から何も言われなくて、連れの女の子は怒ってたこととか…。

渋谷でよくナンパされたこと。
東京なら、男女の出会いもたくさんあるだろう。
その日に初めて会った男とも、セックスしたそうだ。

辰雄は、まだまだ聞いてくる。質問攻めだ。
さすがに3Pは無いと言っていた。
でも、隠しているのかもしれない。どこまで、正直に答えているのか。

辰雄が、
「へー、男と一緒に飲みに行って、酔っ払ったらやりたいって思ったりするわけ?」
彼女が「それは、女の方からは、言えませんよー。」
辰雄「じゃ、どうするの?」
彼女「終電があるから、終電逃したら、お泊りになっちゃうんです。だから、時間を延ばすため、もう一軒飲み屋さんに行きたいって、言うんです。」
辰雄「えー。それで、男を食っちゃうの??」
大笑いの彼女。
とかいう話で、盛り上がって、ますます変な雰囲気になってきた。

途中、彼女がトイレに立った。
突然、静かになるその場。

哲さんが、ぼそりと、
「一発やりてーな」
と言う。
オレが、すかさず、
「ダメですよー、哲さん」と言うけど、哲さんの目つきが座っている。
哲さんは、上半身タンクトップになっている。部屋はストーブが効き過ぎて暑い。哲さんの細身の体に筋肉が見える。哲さんは小柄で細い体に見えるが、結構筋肉隆々なのだ。

哲さんが、「オレ、最近、だいぶたまってんだよな。」と言う。
辰雄が、
「見かけによらず、結構なヤリマンだよなー。オレもたまってるよー」
と、笑いながらたばこの煙をふーっと吐く。

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