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プリンスの誘惑
第2章 ~無口な王子~


 翌日────

 殿下の約束は自分だけではなかったと思い知らされる。

 黄昏の桃園は、多くの女官と宦官がいた。
 もちろん、その中に殿下の姿もある。


 ────桃園に誘っていただいたのは特別な意味などなかったんだわ。

 姫は何人かの妃嬪に囲まれた殿下を見ないように背を向けて椅子に腰をかける。


 黄昏色に染まる桃園は夜とは違う美しさがある。
 ほんのりとあたりが薄暗くなり夜の訪れを感じる。


「やぁ、姜花。ひとりで花見かい?」

 不意に話しかけてきたのは、殿下の弟君であられる光輝だった。

「光輝さま」

 姫は立ち上がり拱手をし礼をする。

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