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プリンスの誘惑
第2章 ~無口な王子~

「……姜花」

 低く、地を這うような声に、ビクッとし姫は後ろを振り向く。

「……殿下」

 切れ長の鋭い瞳、表情の読めない殿下は真っ直ぐと姫を見る。

「向こうに行こう……」

 姫は立ち上がり、光輝のほうを見る。
 対照的にニコニコと微笑む弟君に、挨拶の礼をし殿下の後をついてゆく。

 宴の場より随分と離れ、池のほとりで足を止めた。

 既に辺りは暗く、池の水面には月がゆらゆらと揺らめいていた。


 何も語らず、姫はその月光を眺めていた。

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