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郁と悠(もうひとつの物語)
第3章 葛藤
「悠ね、髪が伸びてたの…郁、前から気になってて」
以前見た悠は、たしかに今時の子に珍しく、あまり身の回りを気にしないタイプでした。ただパン屋のアルバイトとして、清潔感は必要でした。
「郁もそろそろカットしようって思ってたから、一緒に行ったの」
郁が行きつけの美容室に電話すると、すぐなら空きがあり、そのままふたりでカットに行きました。
「郁が悠の、悠が郁の髪型を決めたの…だからこれ、悠の好みの髪型」
「悠の髪型は?」
「うん…そうだ、今日の秘密ね」
郁は手を伸ばし、スマホを取りました。ベッドサイドに置いてあり、僕はずっと気になっていました。
「ご主人様、どうぞ…」
郁がいつもの悪戯な目で僕を見ました。僕はメールアプリを開きました。そこには未読のメッセージがいくつかありました。
『着いた?』
最新のメッセージには、写真が添付されていました。そこにはキスする郁と悠が写っていました。
「別れるときにキスしたの…」
「今日はキスだけ?」
「うん…だから郁、欲求不満…」
郁は僕のモノを触っていました。少しずつ、僕も高まっていました。
「お兄、今度泊まってもいい?」
「郁…泊まってくるの?」
「悠、成人式なの…」
悠は19才、2月生まれでした。浪人して大学に入ったので、その年に成人式でした。ただ、悠は関西出身なのでこちらでは成人式に出席できません。
「成人式、一緒に過ごしちゃダメ?」
「隠し事しない…?」
「うん!ちゃんとお兄に、全部教えてあげる…郁と悠がしたこと」
郁が僕のモノを咥えました。そして、郁と悠が夜を一緒に過ごすことが決まりました。
「お兄、ホントにいいの?」
「郁、行きたいでしょ?」
「うん…だって、悠、成人式に行けなくてかわいそう…」
郁はもう、恋する少女のようでした。その頃、僕は本当に郁の兄のような存在でした。ただ本当の兄と違い、郁と性行為がありました。郁はどんどん、感じる身体になっていました。
「今日、どこに行ったの?」
郁がスマホをスクロールしました。そこには朝からの、ふたりのやり取りがありました。
『弟、おはよう(はあと)』
『お姉様、おはようございます!(敬礼)』
いつものように、キャラクターのスタンプがありました。
以前見た悠は、たしかに今時の子に珍しく、あまり身の回りを気にしないタイプでした。ただパン屋のアルバイトとして、清潔感は必要でした。
「郁もそろそろカットしようって思ってたから、一緒に行ったの」
郁が行きつけの美容室に電話すると、すぐなら空きがあり、そのままふたりでカットに行きました。
「郁が悠の、悠が郁の髪型を決めたの…だからこれ、悠の好みの髪型」
「悠の髪型は?」
「うん…そうだ、今日の秘密ね」
郁は手を伸ばし、スマホを取りました。ベッドサイドに置いてあり、僕はずっと気になっていました。
「ご主人様、どうぞ…」
郁がいつもの悪戯な目で僕を見ました。僕はメールアプリを開きました。そこには未読のメッセージがいくつかありました。
『着いた?』
最新のメッセージには、写真が添付されていました。そこにはキスする郁と悠が写っていました。
「別れるときにキスしたの…」
「今日はキスだけ?」
「うん…だから郁、欲求不満…」
郁は僕のモノを触っていました。少しずつ、僕も高まっていました。
「お兄、今度泊まってもいい?」
「郁…泊まってくるの?」
「悠、成人式なの…」
悠は19才、2月生まれでした。浪人して大学に入ったので、その年に成人式でした。ただ、悠は関西出身なのでこちらでは成人式に出席できません。
「成人式、一緒に過ごしちゃダメ?」
「隠し事しない…?」
「うん!ちゃんとお兄に、全部教えてあげる…郁と悠がしたこと」
郁が僕のモノを咥えました。そして、郁と悠が夜を一緒に過ごすことが決まりました。
「お兄、ホントにいいの?」
「郁、行きたいでしょ?」
「うん…だって、悠、成人式に行けなくてかわいそう…」
郁はもう、恋する少女のようでした。その頃、僕は本当に郁の兄のような存在でした。ただ本当の兄と違い、郁と性行為がありました。郁はどんどん、感じる身体になっていました。
「今日、どこに行ったの?」
郁がスマホをスクロールしました。そこには朝からの、ふたりのやり取りがありました。
『弟、おはよう(はあと)』
『お姉様、おはようございます!(敬礼)』
いつものように、キャラクターのスタンプがありました。