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郁と悠(もうひとつの物語)
第5章 寝取られ
5分ほどすると郁が出てきました。よく見ると郁の下半身からジーンズが消えていました。コートの裾から、郁の白い足が覗いていました。悠はキャリーバッグを受け取ると、郁はその手を悠の腕に伸ばしました。ふたりは寄り添ったまま、エスカレーターを降りて行きました。

僕はふたりの後を、少し離れて歩きました。アパートへの道すがら、ふたりは楽しそうに話をしていました。すぐに郁は悠の腕にしがみつき、悠はその手を郁の腰に回していました。その手が時々動き、コートの上から郁のお尻を触っていましたが、郁の横顔は満面の笑みでした。ふたりは歩きながら、お互いの身体を触っていました。僕は郁のコートの下を想像しました。そして、それは僕の想像通りでした…。

少し前を歩くふたりがコンビニに入りました。僕はそのまま素通りしながら、横目でコンビニ店内を覗き込みました。奥にいるのか、ふたりの姿は見えません。僕は仕方なくアパートまで先回りし、レンタカーの車内でふたりの帰りを待ちました。

僕は監視がバレないように、車はアパートの入り口が一番見やすい位置に停めました。駐車場は建物に囲まれ、少し薄暗い場所にありました。近くで覗き込まれない限り離れた場所からは車内は見えないことを、僕は確認していました。また、何かあれば仮眠しているフリができるよう、僕はシートを少し倒しうつ伏せでふたりを凝視していました。そしていつでも録画できるよう、スマホも準備しました。

僕より5分ほど遅れて、ふたりが帰って来ました。その日は前日までと違い、とても暖かい陽気でした。時間は11時を少し過ぎていました。住宅街にあるアパートの周りは、昼前で人通りもまばらでした。ふたりはアパートの敷地内に入ると、走って来た足を止め、少し息を弾ませていました。そして息が落ち着くと悠が周囲を見渡し、誰もいないことを確認しているようでした。ふたりを見ている車内の僕は、全く気付かれていません。

ふたりはアパートの玄関に向かいながら、何かを話していました。郁は何も言わず悠にキスをせがみ、背伸びをしました。僕はスマホでふたりを撮影していました。

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