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Love triangle +1
第4章 背徳の戯れ
「ルイ君とすぐには結婚しないみたいだし、付き合う分には今まで通りで構わないだろ?そもそもルイ君といつまで持つか分かんないし。実はこの後、結婚のけの字も出ないで別れたりしてね」
「別れないし。適当な事言わないで」
「もしもの話だよ」
大概酷い事を並べ立てる利音に、真理愛は気分を損ねる。
一応謝ってはくるものの、どこまで本当かは怪しかった。
「俺と兄貴とルイ君と真理愛、まだ暫くは4人で仲良くいられそうだから、とりあえずそれで良しとしようよ」
弟に宥められ、礼音は小さな溜め息を吐く。
「この俺を手玉にとろうなんて、ほんとにインランで悪い女だ」
いつもの立場が逆転した利音は、面白くなさそうに言い捨てる。
「そういう女にさせたのは誰よ」
内心仕返しが怖かったが、あえて真理愛は虚勢を張る。
しかし睨まれたのも一瞬の事。
礼音はあっさりそれを認めた。
「俺らだな」
「なら怒らないでよね」
「怒ってない。思ってた以上にイヤラシイ女に育ってくれて感心してるところだ」
「へ、変な感心しないで」
おかしな事に感嘆された真理愛は怯んだ。
「別れないし。適当な事言わないで」
「もしもの話だよ」
大概酷い事を並べ立てる利音に、真理愛は気分を損ねる。
一応謝ってはくるものの、どこまで本当かは怪しかった。
「俺と兄貴とルイ君と真理愛、まだ暫くは4人で仲良くいられそうだから、とりあえずそれで良しとしようよ」
弟に宥められ、礼音は小さな溜め息を吐く。
「この俺を手玉にとろうなんて、ほんとにインランで悪い女だ」
いつもの立場が逆転した利音は、面白くなさそうに言い捨てる。
「そういう女にさせたのは誰よ」
内心仕返しが怖かったが、あえて真理愛は虚勢を張る。
しかし睨まれたのも一瞬の事。
礼音はあっさりそれを認めた。
「俺らだな」
「なら怒らないでよね」
「怒ってない。思ってた以上にイヤラシイ女に育ってくれて感心してるところだ」
「へ、変な感心しないで」
おかしな事に感嘆された真理愛は怯んだ。

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