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Love triangle +1
第6章 結婚宣言
「リオ!」
真理愛が咎めれば、利音は悪びれなく笑う。
「誰も見てないよ」
「そういう問題じゃなくて」
全てにおいてぬかりのない彼。
周りの状況を瞬時に判断し、100%大丈夫と踏んでの行動なのは分かっていた。
万が一の時は機転を利かせ、上手くその場を切り抜けられるだけの知恵を持っているのも知っている。
だけど、休日の昼間。
街中の駐車場での行為が、もしも知り合いの誰かに目撃されたらと想像すれば恐ろしかった。
「真理愛が悪いんだよ。誘惑してくるんだもん」
「責任転嫁しないで」
「胸元が見えそうで見えない開き具合なのが、また最高に色っぽい。男ならみんな押し倒したくなる」
「リオが選んだんでしょーが!買い物だって本当は来たくなかったんだからね。こんな表通り、友達にでも会ったら」
先週焼肉店で一方的に交わされた、土曜日の約束。
会うのは夜からだとばかり思っていたが、昼前に呼び出された。
高級寿司店でのランチ後、ワンピースを買いに駅近のセレクトショップへと車は向かった。
関係を疑われないよう、通常は近場や人込みは極力避けてくれるだけに余計に気が進まなかったのだが、自分に選択権はない。
連れて行かれた結果が、今のこの姿だった。
真理愛が咎めれば、利音は悪びれなく笑う。
「誰も見てないよ」
「そういう問題じゃなくて」
全てにおいてぬかりのない彼。
周りの状況を瞬時に判断し、100%大丈夫と踏んでの行動なのは分かっていた。
万が一の時は機転を利かせ、上手くその場を切り抜けられるだけの知恵を持っているのも知っている。
だけど、休日の昼間。
街中の駐車場での行為が、もしも知り合いの誰かに目撃されたらと想像すれば恐ろしかった。
「真理愛が悪いんだよ。誘惑してくるんだもん」
「責任転嫁しないで」
「胸元が見えそうで見えない開き具合なのが、また最高に色っぽい。男ならみんな押し倒したくなる」
「リオが選んだんでしょーが!買い物だって本当は来たくなかったんだからね。こんな表通り、友達にでも会ったら」
先週焼肉店で一方的に交わされた、土曜日の約束。
会うのは夜からだとばかり思っていたが、昼前に呼び出された。
高級寿司店でのランチ後、ワンピースを買いに駅近のセレクトショップへと車は向かった。
関係を疑われないよう、通常は近場や人込みは極力避けてくれるだけに余計に気が進まなかったのだが、自分に選択権はない。
連れて行かれた結果が、今のこの姿だった。

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