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Love triangle +1
第6章 結婚宣言
自分ならまず素通りするような店。
ワンピースもサンダルも、驚くような金額だ。
双子の兄弟が選ぶ店はホテルから食事、洋服に至るまで、桁が違う。
そして全額、彼ら持ちとなる。
いかに酷い事をされた過去があるとは言え、初めの内は流石に気が引けた。
ホテルの後なら尚の事。
まるで体を売った対価を貰っているような気分となり、頑として自分の分は自分で払おうとしていた。
『お前の体を金で買ってるつもりは毛頭ない。好きだから抱いてる。それだけだ』
『好きな女に美味しい飯奢ったり、プレゼントしたいと思うのは男として当たり前』
だけどそれぞれに言い含められ、意地を張るのも長くは続かなった。
それ以降は思考を切り替えた。
自分が望んだ訳ではなく、向こうが好きで勝手にやっている事。
そもそもどんなにお金を詰まれても、決して消せない傷痕を自分は刻まれた。
罪滅ぼしにもなりはしない。
そう思えば、申し訳なさは直に失われた。
ワンピースもサンダルも、驚くような金額だ。
双子の兄弟が選ぶ店はホテルから食事、洋服に至るまで、桁が違う。
そして全額、彼ら持ちとなる。
いかに酷い事をされた過去があるとは言え、初めの内は流石に気が引けた。
ホテルの後なら尚の事。
まるで体を売った対価を貰っているような気分となり、頑として自分の分は自分で払おうとしていた。
『お前の体を金で買ってるつもりは毛頭ない。好きだから抱いてる。それだけだ』
『好きな女に美味しい飯奢ったり、プレゼントしたいと思うのは男として当たり前』
だけどそれぞれに言い含められ、意地を張るのも長くは続かなった。
それ以降は思考を切り替えた。
自分が望んだ訳ではなく、向こうが好きで勝手にやっている事。
そもそもどんなにお金を詰まれても、決して消せない傷痕を自分は刻まれた。
罪滅ぼしにもなりはしない。
そう思えば、申し訳なさは直に失われた。

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