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第6章 結婚宣言

「どうしても真理愛にプレゼントしたかったんだよ。だってこんな綺麗なデザインの服、真理愛に似合わないはずないもん。真理愛のサイズは知ってるけど、やっぱり一応試着してからの方がいいと思ったからさ」

怒り心頭の真理愛をよそに、利音は話を続ける。

「それじゃあ新しいワンピースも無事買えた事だし、ドライブして、カフェにお茶しに行こうか。先週お泊り出来なかった分気を利かせてくれたのか、兄貴は明日の朝ホテルに来るって言ってたし。今日は真理愛を一日中独り占め出来るから、最高に嬉しいな」

嬉しさに目を細める利音の指が、真理愛の頬に触れる。

「このワンピース、脱がせるのも楽しみだ」
──今夜は、寝かせないよ?

利音の際どい口説き文句に、真理愛は動揺を隠せない。
動けない真理愛の長い横髪を耳朶にかけてやりながら、利音は尋ねる。

「下着は？この間買った黒いの、ちゃんと着けてきた？」
「着けて、きた。から……ん、っ」
「かなりエッチなTバック買っちゃったもんね。イヤラシイ真理愛想像するだけで興奮しちゃうな」

耳朶から耳輪、穴の奥を余すことなく指で愛撫され、真理愛は許しを請うように利音を見る。

「ん。今はもうしない。誰かに見られちゃったら大変だもんね」
──続きは、ベッドの上でね？

ぷっくりとした真理愛の耳朶を緩慢に一撫でして、利音はようやく手を離した。