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Love triangle +1
第6章 結婚宣言
「ルイ君の何が凄いって、真理愛のカレシに甘んじないとこだよな。大学出てまだ数年で、仕事でろくな結果も出せてない男がケッコンしたいなんて、よくもまあ考えつくよなって。好きな女を養えるだけの十分な経済力もないのに、俺だったら恥ずかしくて口が裂けてもプロポーズなんて出来ないな」
今ここにいない男を、利音は鼻で嗤う。
「真理愛もルイ君にちょっとくどかれたくらいで、簡単に傾いちゃわないでよ。今時24でケッコンとか早過ぎだし、しかもその相手が先々苦労するのが丸分かりのルイ君なんてさ。一旦冷静になってもう一度よく考えてみよ?」
利音は世間知らずの子供を相手にするように、真理愛を諭す。
「いつか俺らのどっちかを選んでくれるまではって、今までは真理愛のカレシを立てて優先してきた。だから俺や兄貴の方でも真理愛の代わりが必要になる時があった。それは認める。けど、ルイ君がケッコンちらつかせてくるなら話は別だ。今までのカレシのように大人しくしてられない男は、邪魔以外の何者でもない」
物騒な利音に、真理愛は言いようのない恐ろしさを感じる。
淡々と語っているだけに余計に、だった。
今ここにいない男を、利音は鼻で嗤う。
「真理愛もルイ君にちょっとくどかれたくらいで、簡単に傾いちゃわないでよ。今時24でケッコンとか早過ぎだし、しかもその相手が先々苦労するのが丸分かりのルイ君なんてさ。一旦冷静になってもう一度よく考えてみよ?」
利音は世間知らずの子供を相手にするように、真理愛を諭す。
「いつか俺らのどっちかを選んでくれるまではって、今までは真理愛のカレシを立てて優先してきた。だから俺や兄貴の方でも真理愛の代わりが必要になる時があった。それは認める。けど、ルイ君がケッコンちらつかせてくるなら話は別だ。今までのカレシのように大人しくしてられない男は、邪魔以外の何者でもない」
物騒な利音に、真理愛は言いようのない恐ろしさを感じる。
淡々と語っているだけに余計に、だった。

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