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Love triangle +1
第6章 結婚宣言
「どうしてルイ君は、恋人のままで満足してられないのかなあ。俺らなんかまだ真理愛のカレシにもなった事ないのに、そんな抜け駆けされたらこっちだっていい気はしない。レンアイゴッコも終了だ」
「恋愛、ごっこ……?」
真理愛は目を剥く。
「現実を直視出来ていないレンアイは単なるおままごとだろ。連絡先を全部消したのは、未だに俺を疑っている真理愛に分かってもらうのが一番の目的だったけど、ルイ君に対する宣戦布告でもある。正真正銘俺にはもう真理愛しかいなくて後がない。二人のレンアイを温かく見守ってる場合じゃなくなった」
からかい口調ではあったが、喋っている内容にその要素は一切なかった。
真理愛は息を呑み、利音から距離をとるようによりドア側へと体を移動させる。
「身の程を弁えないってルイ君みたいな男の事を言うんだよな。お情けで付き合わせてあげてたのに勘違いも甚だしい。俺や兄貴が本気を出せば、真理愛を奪うのなんて朝飯前なのに」
助手席のドアへと身をぴったり寄せた真理愛に、利音は屈託なく笑いかけた。
「恋愛、ごっこ……?」
真理愛は目を剥く。
「現実を直視出来ていないレンアイは単なるおままごとだろ。連絡先を全部消したのは、未だに俺を疑っている真理愛に分かってもらうのが一番の目的だったけど、ルイ君に対する宣戦布告でもある。正真正銘俺にはもう真理愛しかいなくて後がない。二人のレンアイを温かく見守ってる場合じゃなくなった」
からかい口調ではあったが、喋っている内容にその要素は一切なかった。
真理愛は息を呑み、利音から距離をとるようによりドア側へと体を移動させる。
「身の程を弁えないってルイ君みたいな男の事を言うんだよな。お情けで付き合わせてあげてたのに勘違いも甚だしい。俺や兄貴が本気を出せば、真理愛を奪うのなんて朝飯前なのに」
助手席のドアへと身をぴったり寄せた真理愛に、利音は屈託なく笑いかけた。

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