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Love triangle +1
第7章 3つのプロポーズ
「プリン買って来てやったぞ。時間が時間なだけにコンビニのだけど、明日いつものお気に入りの店で好きなだけ買ってやる。今夜はとりあえずそれ食って機嫌直せ」

好物をぶら下げ、それでどうにか解決を図ろうとする魂胆が透け、真理愛はかっとなる。

「子供じゃないんだから馬鹿にしないで。約束破ったリオが悪いんだからね!?」

すっぽり頭からシーツを被ったまま、勢い付いてベッドに半身を起こす。
後ろを振り返れば、すぐ隣りに腰を下ろす双子の兄と目が合った。

「一時間もシーツに包まったまま口利いてくれないって、俺に連絡寄越してきた。あいつが俺に助けを求めてくるなんて余程の事だ。利音には俺からよく言って聞かせる。だから今日のところは勘弁してやれ」

長年の付き合いの自分は、二人の区別は容易につく。
だけど今は、ほぼ同じに見える顔に言われても余計に状態だった。
意地でも首を縦に振らない真理愛の胸元に、礼音は視線を落とす。

「それ、あいつのプレゼントか?我が弟ながら服のセンスはいいよな。お前によく似合ってる」

シーツから見え隠れするブルーのワンピースに、礼音は気付く。
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