この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Love triangle +1
第7章 3つのプロポーズ
「リオを許してもないし、レオの言う事聞いた訳でもないからね。プリンにつられてもない。化粧落として早く寝たいだけ」
「そういう事にしといてやる」
「だから違うってば!」

反論したところで、頬に礼音の手が伸びる。
意表を突かれた真理愛がどきりとすれば、目前の彼の唇が形作られた。

「泣いてなくて安心した」

マスカラが剥がれた痕はない。
涙の筋も確認出来ない真理愛の頬を見、礼音は満足そうに頷く。
礼音の労りの言葉に、真理愛は怯む。
普段底意地が悪いだけに、時折見せる優しさにどう対処していいか、今もって正解を見い出せないでいた。

「そこらのコンビニはしごしてあるだけのプリン買って来てやったから、全部食え」
「9時過ぎてるし」
「太るからなんてくだらない事言うなよ。たかだか一日で何も変わらない。人の厚意を無にするな」

シーツのお陰ですっかり乱れていた真理愛の長い髪を直してやりながら、礼音は凄む。
カフェでパンケーキ。
夜はフランス料理のフルコースをデザートまで残さず堪能し、お腹は十分に膨れていた。
だが、自分の為に買って来てくれたと思えば、全く口をつけないのも失礼な気もしてくる。
しかも好みを熟知したプリン。
一つくらいなら食べられなくもないと、真理愛の心は傾いてゆく。
/256ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ