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Love triangle +1
第8章 繋がらない繋がり
本当は、今日も彼ら兄弟に呼び出されていた。
海を見に行こうだの、海鮮料理を食べに行こうだの誘われてた気がする。
評判のアイスクリームショップに連れて行ってあげたいだの、ありがた迷惑にも新しい下着をまた買ってあげるとも言っていた。
夜は当然のようにホテルを予約しているのも明白で、そんなデートプランを告げられても、心はときめかなかった。
でも今度こそ、もう言いなりにはならないと決めた。
二人からのラインも電話も、勇気を出して着信拒否した。
こんな風に反抗する事は初めてで、写真や動画をばら撒かれたりしたらどうしようかとか不安は尽きなかったが、腹を括った。
アパートも職場も知られているから乗り込まれてくるかもと怖くて仕方がなかったが、徹底的に無視を決め込んだ。
そんなかつてない強気な態度が功を奏したのか、ここ数日双子からの連絡はぱったりと途絶えた。
不利な何かも一切起こらず、デート予定だった今日もアパート前で待ち構えられてもいなかった。
なんの音沙汰もない故に却って底知れぬ恐怖は拭えなかったが、もう後戻りは出来ない。
諦めてくれたのであれば一番いいが、恐らくその可能性は現時点では低い。
それでもこうして恋人の部屋で過ごせるのは、勇気を出した結果だった。
頑として求めに応じなければ、その内考えを改めてくれるかもしれない。
どうかそうであって欲しいと、真理愛は強く願った。
海を見に行こうだの、海鮮料理を食べに行こうだの誘われてた気がする。
評判のアイスクリームショップに連れて行ってあげたいだの、ありがた迷惑にも新しい下着をまた買ってあげるとも言っていた。
夜は当然のようにホテルを予約しているのも明白で、そんなデートプランを告げられても、心はときめかなかった。
でも今度こそ、もう言いなりにはならないと決めた。
二人からのラインも電話も、勇気を出して着信拒否した。
こんな風に反抗する事は初めてで、写真や動画をばら撒かれたりしたらどうしようかとか不安は尽きなかったが、腹を括った。
アパートも職場も知られているから乗り込まれてくるかもと怖くて仕方がなかったが、徹底的に無視を決め込んだ。
そんなかつてない強気な態度が功を奏したのか、ここ数日双子からの連絡はぱったりと途絶えた。
不利な何かも一切起こらず、デート予定だった今日もアパート前で待ち構えられてもいなかった。
なんの音沙汰もない故に却って底知れぬ恐怖は拭えなかったが、もう後戻りは出来ない。
諦めてくれたのであれば一番いいが、恐らくその可能性は現時点では低い。
それでもこうして恋人の部屋で過ごせるのは、勇気を出した結果だった。
頑として求めに応じなければ、その内考えを改めてくれるかもしれない。
どうかそうであって欲しいと、真理愛は強く願った。

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