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Love triangle +1
第8章 繋がらない繋がり
折しもテレビ画面の内側の女優もまた、終わりを迎えようとしていた。
わざとらしさを多分に含んだ鼻を抜ける婀娜っぽい声が、延々反響する。
映画の内容など真理愛の頭にはとっくに一切入ってきてなかったが、まるで申し合わせたかのように女達の置かれた状況は重なっていた。
『イク!イクっ!』
「イッ、ちゃ……っ!」
『もう!もう、っ!』
「ほんとに、だめぇ!」
蜜壺をこれでもかと指で狂わされながら、相手に一縷の望みを賭けてみるが、二人の男の意見は完全に一致していた。
即ち、そのまま。
滅茶苦茶に乱れたまま、行き着くところまで行くようにと告げられる。
『何がダメだ、こんなに吹いといて。とっととイケよ』
誰もが羨む秀麗な彼氏は、ベッドの上では完全に別人格だった。
人気絶頂の若手男優が片頬を上げ、恋人役の女優を冷ややかに追い込む。
「全然だめそうじゃない。すっごくエッチにしか見えないよ」
選ぶ言葉や口調の優しさに程度の差こそあれ、男達の目的は一つだけだった。
恋人が自分の愛撫で欲望を全解放する瞬間を、舌なめずりして待ち構えていた。
わざとらしさを多分に含んだ鼻を抜ける婀娜っぽい声が、延々反響する。
映画の内容など真理愛の頭にはとっくに一切入ってきてなかったが、まるで申し合わせたかのように女達の置かれた状況は重なっていた。
『イク!イクっ!』
「イッ、ちゃ……っ!」
『もう!もう、っ!』
「ほんとに、だめぇ!」
蜜壺をこれでもかと指で狂わされながら、相手に一縷の望みを賭けてみるが、二人の男の意見は完全に一致していた。
即ち、そのまま。
滅茶苦茶に乱れたまま、行き着くところまで行くようにと告げられる。
『何がダメだ、こんなに吹いといて。とっととイケよ』
誰もが羨む秀麗な彼氏は、ベッドの上では完全に別人格だった。
人気絶頂の若手男優が片頬を上げ、恋人役の女優を冷ややかに追い込む。
「全然だめそうじゃない。すっごくエッチにしか見えないよ」
選ぶ言葉や口調の優しさに程度の差こそあれ、男達の目的は一つだけだった。
恋人が自分の愛撫で欲望を全解放する瞬間を、舌なめずりして待ち構えていた。

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