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Love triangle +1
第2章 遡る朝
「……動画をネタに脅してくるくせに」

恨みを込めて、真理愛は低く非難する。

「時々スマホで撮ってるじゃない。どんなに嫌だって言ったってやめてくれない」
「誰に見せる訳でもないんだから別にいいだろ。個人的な趣味だ」
「ヘンタイ!」
「ありきたりなAVよりも余程ヌケる。一人で慰める時用だ」

一ミリも悪びれないどころか下卑た礼音の物言いに、真理愛の頭に熱い血液が集まる。

「私はっ。あなたの性欲処理の道具じゃない……!」

怒りのまま、自分を抱く腕から逃れようと暴れるが、男の力には到底敵わない。
逆に両腕に強く縛られ、絡み付いてきた長い脚に、動きを全て封じられる。

「当たり前だ。お前の事はただ純粋に好きで抱いてる」

不機嫌に告げられ、反論する隙も与えられずに唇を塞がれる。

「ん、っ」

侵入しようとする舌を押し避けようとするが、乳首を摘まれこねくり回される。
反応したその一瞬の隙をついて、彼はいとも容易く口内に入ってきた。
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