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Love triangle +1
第4章 背徳の戯れ
実際の時間は、ほんの僅かだったはずだ。
それでも屹立した雄の象徴を初めて挿れられた時の感覚では、30分にも1時間にも思える拷問のような時間だった。
果てた彼がようやく自分の中から凶器を抜いてくれ、痛さと怖さに震える自分を落ち着かせようと抱き締めたタイミングで部屋のドアがそっと開いた。
そこには、これまた見知った人物がいた。
三人三様に驚いたのも刹那。
一番最初に状況を悟った利音が放ったのは、耳を疑うような一言だった。
『抜け駆けすんなよ』
利音は無言で兄を押し退け、固く両脚を閉じる自分の足元に腰を下ろした。
恐怖に引き攣る頬をゆったりと撫で、微かに笑い、それから徐にズボンのポケットから四角い包みを取り出した。
それは見覚えがあり過ぎた。
少し前に彼の兄が袋を破き、猛々しく変化した自分の肉塊に被せていた。
あれと、まるきり同じ──。
背に冷や汗が流れ怯える自分などお構いなしに、彼はなんの迷いもなく下半身を露出した。
そして、美しい顔に美しい微笑を張り付け言った。
それでも屹立した雄の象徴を初めて挿れられた時の感覚では、30分にも1時間にも思える拷問のような時間だった。
果てた彼がようやく自分の中から凶器を抜いてくれ、痛さと怖さに震える自分を落ち着かせようと抱き締めたタイミングで部屋のドアがそっと開いた。
そこには、これまた見知った人物がいた。
三人三様に驚いたのも刹那。
一番最初に状況を悟った利音が放ったのは、耳を疑うような一言だった。
『抜け駆けすんなよ』
利音は無言で兄を押し退け、固く両脚を閉じる自分の足元に腰を下ろした。
恐怖に引き攣る頬をゆったりと撫で、微かに笑い、それから徐にズボンのポケットから四角い包みを取り出した。
それは見覚えがあり過ぎた。
少し前に彼の兄が袋を破き、猛々しく変化した自分の肉塊に被せていた。
あれと、まるきり同じ──。
背に冷や汗が流れ怯える自分などお構いなしに、彼はなんの迷いもなく下半身を露出した。
そして、美しい顔に美しい微笑を張り付け言った。

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