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オリジナルディルドのお話
第4章 オリジナルディルドで楽しもう①
「すみませーん。」

「はーいただいまー。…あ、お客様は…。何か商品に不都合がございましたか?」

いつものディルド担当の女性が対応してくれた。

「不都合ではないのですがアレの電動オプション付きが欲しいのですが私の型でまだ注文できますか?」

真田氏に梨果が潮を吹かされた悔しさが忘れられないでいた。


『今まで感じたことない快感だったよー。』


あのあとの梨果この言葉が頭から離れなかった。正直エコーがかかって何度もリフレインした。


「電動オプションでしたら今お持ちのものに後付けできるんですよ?」

「えっ?!では10万円かからないと?」

「ええ。ディルド底部のキャップを外すと中が空洞になってます。そこにこちらのキットに電池を入れて差し込めば誰でも簡単、電動ディルドの出来上がりですっ。」

「へぇー!それはいい!是非ください!」

「ありがとうございますっ!おひとつでよろしかったですか?」

10万円を覚悟していただけに、そういうことなら美幸の分もお土産に買っていこう。

「それなら2つお願いします。」

「かしこまりました。」

「4万円ですね?」

「んー…いえ、お客様は2つで2万円でいいです。」

「え?いいんですか?ありがとうございます。」

「うふふっ、実は私のも電動ですっ!スゴい刺激的ですよー。」

聞いていない言葉が返ってきたが負けてくれてありがたい。また来よう。

「も、もうお帰りですか?ありがとうございましたー。」

アダルトマスター高田馬場店を後にした。


「ふぅ、今日は仕事のついでがあったからいいがこの短期間で何度高田馬場に来たことやら……。」
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