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オリジナルディルドのお話
第4章 オリジナルディルドで楽しもう①
正直先日の彼らには少々頭にきていた。勝手にしろとは言ったし梨果も乗り気だったからまだいいが、特に真田氏に関しては騙し討ちが多すぎだ。

しかもせっかく時間と大金を払って付き合って買ったディルドだって彼らの計画自体では私にとって全く無意味だった。

「…しかしただでは起きまい。せっかく作ったのだから活用せねば。」


帰宅し書斎で早速マイディルドに電動キットを装着してみる。

「よし完成。たしかに簡単だな。」

試運転でスイッチを入れる。

ブィィィィンブィィィィンブィィィィンブィィィィンブィィィィンブィィィィン

かなり痺れる振動、もう一段階スイッチを押すと今度は亀頭部分がグラインドする。

ウィンッウィンッウィンッウィンッウィンッウィンッウィンッウィンッウィンッ

リアルな勃起が有り得ない動きをして滑稽である。

「試運転終了っと。」

実はまだコレの存在を梨果には話していなかった。

「とりあえず仕舞っておこう。」

書斎の引き出しに仕舞った。


そして携帯電話を取り出して電話をかける。

プルルルルルル♪プルルルルルル♪プルルルルルル♪

『はい、おじさま?どうなさいました?』

「美幸さん、突然だけど明日会えない?」

『へっ?!えっ?!わ、私とですか?!』

「他に誰がいるのよ……。」

『で、ですよね?おじさまからのお誘いなんて初めてなのでびっくりしまして。』

「そうだっけ?ただいいお土産が手に入ったから渡したくてね。」

『わ、わかりました。明日でしたら放課後なら大丈夫です。』

「アレ持ってウチ来れるかな?」

『えっ!?アレ?!!アレってアレですか?!アレのことですか?!?!』

『ねえ美幸大丈夫?どうかしたの?』

近くに女友達がいるようだ。

『しーっ!な、なんでもないから!』

『わ、わかりました。持参して伺います。』

「じゃあまた明日。」

『え、ええ、し、失礼します。』

自宅に女性を呼ぶなんて下心があるかと思われるが、美幸の場合有名人なので外で会うのが何かと面倒なのだ。美幸もその辺を理解しているだろうしウチには何度も来ているので大丈夫だろう。


「…さて、夕飯の支度でもしますか。」
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