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オリジナルディルドのお話
第6章 オリジナルディルドよ永遠に
高校から帰ると梨果は彼の書斎で本を読むのが日課になっていた。今日も制服を着替えもせずに書斎に入り浸っていた。生前の彼がどんな文学作品が好きでどう影響を受けてきたのかを彼女は知りたかった。
「うーん。ヤッパリ変態ばっかりだよね。」
(文豪というのは変態ばかり。おじさんが好きな作家さんがたまたまそうなのかも知れないけど……。)
「次は何を読もうかな。」
書棚の手の届く所は一通り読んだ。天井まである書棚の上の方は小さな梨果には何か踏み台になるものに乗らないと手が届かない。
「よいしょっと。」
書斎の椅子に乗っかって高いところの本を取った。
「少女コレクション序説……?」
澁澤龍彦の作品だ。表紙を捲ると巻頭に奇妙な裸の少女の人形の写真がありドキリとする。
「き、きゃあ!!」
ガタン!!
その時椅子の上に立っていた梨果はバランスを崩して床に転んでしまった。
「あいたたたー…頭ぶつけたー。」
書斎の棚に頭をぶつけてしまった。
ブィィィィィイイイイインブィィィィィイイイイインブィィィィィイイイイイン
「…あれ?何か音がする?」
どこからか何かが振動するような音が聞こえてくる。
ブィィィィィイイイイインブィィィィィイイイイインブィィィィィイイイイイン
「えっ?なになに?どこだろう。」
耳を澄ませてその音の源をさがす梨果。
「…ここだ。携帯電話かなにかかな?」
どうやら棚の引き出しの中から音がする。
彼女は恐る恐るそこを開けてみた。
「あっ!!」
「うーん。ヤッパリ変態ばっかりだよね。」
(文豪というのは変態ばかり。おじさんが好きな作家さんがたまたまそうなのかも知れないけど……。)
「次は何を読もうかな。」
書棚の手の届く所は一通り読んだ。天井まである書棚の上の方は小さな梨果には何か踏み台になるものに乗らないと手が届かない。
「よいしょっと。」
書斎の椅子に乗っかって高いところの本を取った。
「少女コレクション序説……?」
澁澤龍彦の作品だ。表紙を捲ると巻頭に奇妙な裸の少女の人形の写真がありドキリとする。
「き、きゃあ!!」
ガタン!!
その時椅子の上に立っていた梨果はバランスを崩して床に転んでしまった。
「あいたたたー…頭ぶつけたー。」
書斎の棚に頭をぶつけてしまった。
ブィィィィィイイイイインブィィィィィイイイイインブィィィィィイイイイイン
「…あれ?何か音がする?」
どこからか何かが振動するような音が聞こえてくる。
ブィィィィィイイイイインブィィィィィイイイイインブィィィィィイイイイイン
「えっ?なになに?どこだろう。」
耳を澄ませてその音の源をさがす梨果。
「…ここだ。携帯電話かなにかかな?」
どうやら棚の引き出しの中から音がする。
彼女は恐る恐るそこを開けてみた。
「あっ!!」